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 本日(2018年7月31日)、2018年第2四半期の決算短信を発表いたしました。今回の決算及び今後の見通しについて、まず、お伝えしたいことを以下に要約いたします。

・塩野義製薬株式会社(以下、シオノギといいます)との提携は計画通り進んでおり、今四半期中に第1回マイルストーン達成により売上を計上、第4四半期に予定する第2回マイルストーンについても達成に向けて着実に進んでおり、通期売上計画を達成可能と判断しております

・上記の研究開発の順調な進捗を考慮し、シオノギとも協議のうえ、2019年中を目途とした第2フェーズ移行に向けては、準備作業の前倒しを検討しております。

・秋田工場用地に関して時価の著しい下落による減損に伴い特別損失を計上しましたが、研究開発費及び一般管理費において、特別損失をカバーできる程度のコスト削減が見込まれるため、通期業績予想に与える影響は軽微であると判断しております。

・第2四半期末時点で、債務超過の状態にありますが、期中での債務超過については想定しておりました。第2回マイルストーン達成に向けた計画通りの進捗から第4四半期中にシオノギによるCB転換を通じた資本増強が行われるものと認識しておりますが、万が一にも抜かりないよう提携進捗には万全を期し、当期末時点では純資産プラス維持を実現いたします。

 次に、詳細について、ご説明いたします。

 当社は、2017年10月31日に開示しました通り、シオノギと資本業務提携契約(以下、本資本業務提携といいます)を締結し、第1フェーズとして、基盤記述整備及び開発候補品の基礎的研究を進めることで、事業方針として掲げた、次世代バイオ医薬品自社開発事業において、アジュバント、製剤及びデバイスといった周辺技術の統合による「次世代ロジカルワクチン」の創製に向け、事業を進めております。また、既存の提携関係を整理し、新たに自社開発パイプラインとして、組換え季節性インフルエンザワクチン(UMN-101)、組換え新型インフルエンザワクチン(UMN-102)、組換えロタウイルス単独ワクチン(UMN-103)、及び組換えノロウイルス単独ワクチン(UMN-104)を設定し、研究開発を進めております。

 2018年第2四半期における次世代バイオ医薬品自社開発事業の進捗について、基盤技術整備については、その具体的な内容に関してはまだ開示することができませんが、2018年5月29日に開示しました通り、本資本業務提携に基づき、半年ごとに設定されたマイルストーンのうち、初回マイルストーンの達成がシオノギにより確認され、検収を受けたことにより、売上を計上いたしました。現在、第2回マイルストーン達成に向けて研究開発を進めており、概ね当初計画通りの進捗となっていることから、第2回マイルストーンについても達成しつつあると判断しております。よって、通期の売上計画についても達成可能と判断しております。本資本業務提携に基づくマイルストーンの達成状況については、今後も可能な限り、速やかに開示してまいります。また、UMN-101、UMN-102、UMN-103及びUMN-104については、本資本業務提携に基づく開発候補品の基礎的研究の対象として、研究開発を進めております。それに伴う開発候補品の選定も進めております。

 以上の基盤技術整備の進捗を考慮し、シオノギとは、2019年度中の移行を目途としていた第2フェーズ移行の準備作業について前倒しで行うことを検討しております。第2フェーズ移行の準備作業を前倒しで行い、早期に第2フェーズに移行し、選定した開発候補品を開発品としてパイプライン化、本格的な開発への移行を目指しております。

 アジュバント、製剤及びデバイスといった周辺技術の統合による次世代ロジカルワクチンの創製に関して、2017年6月26日及び2017年12月1日に発表しました国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所との新規アジュバントに関する共同研究を通じて、新規アジュバント技術・製剤技術を獲得し、次世代ロジカルワクチンの開発ノウハウを蓄積しております。加えて、受託案件のうち自社開発に移行できる可能性のある案件も育っており、本資本業務提携に基づく開発候補品の対象となることを想定しております。

 バイオ医薬品等受託製造事業の進捗については、前年度中に受託した国内研究機関からの製造受託案件2件が2018年1四半期に検収となり、売上を計上いたしました。第2四半期においては受注、検収ともありませんでした。今後、バイオ医薬品等受託製造事業においては、シオノギとの提携に資する受託業務を中心に受注してまいります。

 財務面では、2018年3月30日に開示しました通り、2017年12月期において債務超過を回避したことにより、東京証券取引所による上場廃止猶予期間入り銘柄の指定解除がなされました。一方、当第2四半期末時点において、再度債務超過の状態にありますが、期中の債務超過は計画上想定しており、シオノギとの提携における財務面での柱である、シオノギに対し発行したCBについて、シオノギが転換することで資本増強を図り、2018年度末においては純資産プラス維持を図ってまいります。CB転換は、シオノギの転換政策によりますが、当然ながら、第2回マイルストーンを主とした事業提携における研究開発の進捗が最大の判断要素であり、これまでご説明しております業務提携の進捗から、第4四半期内での転換実現を想定しております。第3四半期以降も、研究開発の進捗には最優先課題として取り組み、2018年度末時点純資産プラス維持に向けて引き続き事業進捗に万全を期す所存でございます。

 最後に、本資本業務提携を中心とした当社の中長期シナリオをお示しいたします。

中長期シナリオ

 

 2018〜2019年は、本資本業務提携の第1フェーズ期間であり、基盤技術整備として、ワールドワイドに展開可能なヒト用感染症予防ワクチンをはじめとする創薬に関する新規基盤技術の構築を進めます。並行して、開発候補品の基礎的研究として、確立した新規基盤技術をベースに、対象感染症ごとにアジュバント、製剤、及びドラッグデリバリー技術を最適に組み合わせた次世代ロジカルワクチンを開発・申請・上市していくため、当社の次世代バイオ医薬品自社開発事業での各パイプラインの一部に新規パイプラインを加えた開発候補品に対する基礎的研究を進め、2019年中に本格的に開発を進める品目を決定いたします。

 基盤技術整備に一定の成果が得られたと判断した段階(2019年中を想定)で、本資本業務提携第2フェーズへ進みます。第2フェーズでは、基礎的研究で決定した実際に開発を進める品目を開発パイプラインとしてGLP試験以降の開発・申請・上市を共同で推進してまいります。

 第2フェーズに移行する場合、両社は開発に進むに当たり、パイプラインの開発・上市に係る独占的ライセンス契約その他の形態による協業に関する新たな契約を締結いたします。当社は独占的ライセンス契約その他の形態による協業に関する新たな契約により、マイルストーン等の形式により売上を収受いたします。一方、第2フェーズへの移行時期及び独占的ライセンス契約その他の形態による協業に関する新たな契約の内容は今後の協議のため、現時点で数値目標として中期経営計画を作成することが困難でありますが、これらの協議を経た第2フェーズ移行時に、中期経営計画としてお示ししたいと考えておりますので、ご理解をいただきたく存じます。

 当社としましては、本資本業務提携を計画通りに進捗させ、早期に第2フェーズに入ることを最優先の経営課題とし、必要な研究開発人材の拡充、研究開発・製造設備の整備・拡充等を行い、総力を挙げて事業を進めてまいります。

 今後とも皆様のご理解・ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

2018年7月31日
代表取締役会長兼社長
平野達義

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